2018年5月9日

学会誌掲載論文講演

講演者:板垣翔大(東北大学、現所属:武蔵野女子学院中高等学校)
指定討論者:片山敏郎(新潟市立新潟小学校)
司会:坂田陽子(愛知淑徳大学)
企画:編集委員会

本講演は、学会誌で発表された知見が実践で広く生かされることを意図して、本学会編集委員会の提案で初めて行われるものです。初回である本年度は、本年度学会誌の発表論文の中から、編集委員会内の審議により1本を選び、板垣翔大氏にお願いすることになりました。板垣氏からは、ご自身の論文について、発表論文の内容だけではなく、学会誌だけでは伝えきれない背景や魅力をお伝えいただきます。また、指定討論者として片山敏郎氏から、およびフロアーからの意見・質問を加え、研究をさらに深めるための議論をしたいと思います。論文を読むだけでは理解しきれない、研究の背景・魅力・将来性等について語り合う会にしたいと考えています。是非ご参加ください。

■論文タイトル

miyagiTouch:タブレットPC用電子黒板アプリケーションの開発と実用化―宮城県における調査・事例を中心に―

■論文概要

既存の電子黒板の諸課題を,タブレットPCと大型提示装置を組み合わせることや,電子黒板の機能を実現するアプリケーションを用いることにより解消・軽減できると考え,タブレットPC用のアプリケーションmiyagiTouchを開発した。miyagiTouchに実装した機能の評価や,教員を対象とした質問紙調査から,既存の電子黒板の諸課題が解消・軽減されることが示唆された。miyagiTouchは開発後,その使いやすさなどが認められ,宮城県教育委員会の公式アプリケーションとして教員研修等で活用されるなど実用化している。